とあるとな氏のメモらんだむ

ノーマルマップのメモ。
GimpとDXTBmpを併用するやり方です。

Gimpはノーマルマップ作成の精度が高いですが、ノーマルマップをdds圧縮する精度が低い。
その欠点を補うべく、dds圧縮の精度が高いDXTBmpを併用する･･･というのが趣旨です。
（Gimpのテクスチャのdds圧縮精度は、他のソフトと変わらない気がします）

バンプマップの作成･･･をGimpで。
バンプマップへ反射情報を足し、dds圧縮保存･･･をDXTBｍｐで。
　※ノーマルマップ＝バンプマップ（凹凸マップ）＋反射情報　　･･･多分('A`;)

バンプマップと反射情報を別々に作って合成することができるので、凹凸は大きくしたいけど反射が強くなっちゃうんだよなーってことも回避できます。うれしいなあ。
と言うか、このやり方がスタンダードなんでしょう。
何やってんのヨ？！me！


DLはこちら様のサイトから。
　・Gimp　：　Installers for GIMP for Windows
　・DXTBmp　：　MW Graphics
　　※DXTBmpのボタンをクリック→一番下のDownload

１）まず2枚の画像を用意します。

1枚はバンプマップ用。　PSD推奨。
50%グレーを基調とし、凸部を～白、凹部を～黒にします。
白ければ白いほど、黒ければ黒いほど、凹凸差が出ます。


もう1枚は反射情報用。　bmp推奨。
白が強反射、黒が反射無し。
下の画像は95%グレーです。




２）Gimpでバンプマップを開く

レイヤが1枚であることを確認します。
また、画像の端っこに黄色の点線が見えますが、これが画像の大きさと合っていない場合は、レイヤー＞レイヤーを画像サイズに合わせる　を実行。



３）フィルタ＞マップ＞normalmapを選択


scaleはお好みで。　


ノーマルマップ（バンプマップ）が出来ました。

画像が青っぽく見えるのは、強反射の情報を持っているからです。
このままでは反射が強すぎるので、後でDXTBmpで反射情報を変更します。



４）無圧縮ddsで保存
先に書いたように、GimpのDXT圧縮はノーマルマップの圧縮が苦手です。
DXTBmpで圧縮しますので、ここでは無圧縮で保存します。






５）DXTBmpで保存したddsファイルを開く
DXTBmpのアイコンにddsファイルをドラッグ＆ドロップが楽です。




６）反射情報の修正
Alpha＞Import Alpha Channelをクリック


アルファチャンネルを変更するけど本当にいいの？（エセ訳）とダイアログが聞いてくるので「OK」。


用意しておいた反射情報用の画像を開きます。


画面右上の方にあるAlpha Channnelの小窓で、反映されたかどうかを確認できます。




７）dds圧縮保存
Flie＞Save As＞DDS Textureを選択。


圧縮形式をDDS DXT5（またはDXT3、DXT1）とし、保存。




８）完成！

･･･心の目で見るんだ('A`)

上の図はGimpで開いたものですが、反射を抑えているので青っぽい画像がほとんど見えませんねー。


この方法がスタンダードらしいのですが、知らずにdds圧縮保存をGimpでやってました。
ノーマルマップのdds圧縮精度の違いは歴然で、なぜもっと早く気が付かなかったのか_|￣|○･･･ってちょっとショックでした。
それ位歴然なんで、こっちのやり方が面倒ですけどｵﾇﾇﾒです('A`)


●ノーマルマップの圧縮には、YCoCg、YCoCg scaledなどのノーマルマップの圧縮に適した形式が存在します。
残念なことに、オブリビオンでは使えないっぽいですね。

●DXT5とDXT3の圧縮品質は同等ですが、一般的にシャープな凹凸のノーマルマップにはDXT3、ぼんやりした凹凸のノーマルマップにはDXT5と言われているようです。
DXT1はそもそも圧縮品質が低いので、ベタ塗りなノーマルマップのdds圧縮に限定して使うのが得策かと思います。

●オブリでは無圧縮ddsファイルも使えます。
DXTBmpでは、888-8 32bitと888 24bitが使える模様です。
どうしてもクリアな凹凸が欲しい場合は、こちらの選択肢もあります。
ファイルサイズがエライことになりますが('A`;)

●DxtbmpでDXT1、888 24bitを使う際には、元画像がAlphaを持っていても反射が抑えられてしまうようなので、Alphaを再importした方が無難です。